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#SNS相談 #東京メンタルヘルス #カウンセリング - 悩み相談と心の対話の場所 | NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア

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  • AERA「コロナ禍の子ども」について取材を受けました

    作成日2020年07月02日(木)

    こんにちは。

    東京メンタルヘルス・スクエアの広報スタッフAです。

     

    一行コピーが印象的なニュース系週刊誌「AERA」の取材を受けました。

    テーマは「コロナ禍の子ども」。

    日々報道されるコロナ関連ニュースの裏で報道されない被害に遭っている子どもたちに、スクールソーシャルワーカーとして活動中の新行内がどのような想いで関わっているか、インタビューしました。

    child


    ――AERAって、守備範囲の広い週刊誌ですよね。どのような目的で取材に来られたのでしょう?

    「子どもたちは3月以降のコロナ禍において家にこもることが多くなり、ネットやSNSへの接触も増えたと思われれます。危ない目に合いそうになったり、実際に会ってしまったり、被害が出た(例えば性的な画像が拡散される、誘拐、強制わいせつ、ネット自殺など)などといった相談がSNSで増えていないか、その被害を防ぐためにどうしたらいいか意見を聴かせてほしい」という問合せでした。

    ――その問い合わせ、どう思いました?

    「ネットと子ども」というAERAさんのテーマ、大変興味深いと思いました。
    私にとって小中高の子どもは普段の相談で関わることの多い世代であり、ネット社会の動向や事件にも興味を持っています。

    ――新行内さんご自身も、ネットで事件を体験したことはありますか?

    事件というほどではありませんが、SNSで失敗して怖いをしたことが何度もあります。
    本名を出さずに完全プライベートのSNSで弱音とかを呟いていて、全く悪気はなかったのですが、ルール違反と受け取られる言動をしてしまったこともありました。それ以来、プライベートな内容をSNSで発信することは止めました。

    ――匿名になったつもりでも特定される恐れがある。SNSの怖い部分の一つですね。

    それでもSNSに夢中になる心理は理解できます。SNSが悪というわけではなくて、必要とされている面もありますから。

    ――必要とされるのはどんな面だと思いますか?

    今まで出せなかった声が出せることですね。
    SNSは声の小さい人たちが自己表現できる場所、繋がれる道具になる。遠くの人とも匿名でつながることができる。それを必要としている人は少なからずいると思います。

    ――危険や被害を防ぐために、どうしたらいいのでしょう?

    取材のときは6つお話しました。


    (1)子どもたち自身が自衛力を身につけること
    SOSの出し方、ネットリテラシー、困難に対して悩んだ上で答えを出す力を身につけられるように、学校や親が教育していく必要があります。

    (2)親や教師が見守る
    現実世界で目をかけてもらえない子がインターネット上で注目されているように感じると、不純な動機を隠した誘いにも応答してしまう傾向があります。
    そうならないように見守り、ひとりにさせないことが大切です。

    (3)周りが目をかける、声をかける
    リアルなところでさみしさや満たされない気持ちを抱えて、心に隙間が空いている子たちに対して、悪意ある人が使う声かけの常套句は「相談に乗るよ」。この言葉を優しくかけられると、心の隙間にすっと入ってしまいます。

    その前に周りが声をかけ、相談に乗ることが予防になります。

    ――私たちも「相談」が彼らの役に立つと信じてSNS相談の場を提供しています。
    同じ言葉も悪意を隠して使うと、子どもたちを被害に遭わせることができてしまう…‥なんだかショックです。

    (4)危険性の周知
    これはマスコミの役目ですね。こんな危ない事件が起きた、皆さんこういうことに気を付けましょう。そういう注意喚起をどんどん発信して欲しいです。

    (5)セキュリティシステム
    フィルタリングサービスや子ども向け機能制限ができるスマホなど、システムで守れるところは活用した方がいいです。

    ――子どもは、親が思っている以上にデバイスを使いこなすことも多いので、親にも子どもを守るための知識が必要ですね。

    (6)スマホの制限
    事件に巻き込まれることがなくても、スマホのやりすぎは良くないです。学力、体力、視力の低下、ネット依存のリスクもあります。

    ですから親子でスマホを購入前に話し合ってルールを決めることが大事です。ルールが守れなかったり、子どもが危ない目に遭いそうになったら親が介入できるようにすることも必要です。

    ――SNSで危ない目に遭ってしまい相談に来る子どもに、新行内さんならなんと声をかけますか?

    「大変だったね、大変な目に遭ったね」のように声をかけます。
    子どもは親や教師に怒られているかもしれない。怒られなかったとしても、自分で自分を責めている。それはかわいそうだし、誰かに責められるのもつらいですが、自分に責められるのが一番辛いと思うんです。だから、その辛さや大変さを理解しようとします。
    危ない目に遭うような行動をしてしまった理由を聴いて、理解するように努めます。子ども自身が何故その行動に走ったかを理解できれば「どうしたら良かっただろうね?」と、話し合うこともできます。

    ――新行内さんらしい受け止め方ですね。


    小学生〜中学生くらいまでは、この関わり方で被害を防止できることが多いです。
    しかしそれよりも少し上の年代になると共依存のようになって、なかなか被害が終わらないこともあります。相手のことを「彼氏」「彼女」と認識して付き合っていると、騙されて性被害に遭うのとは少し意味合いが違ってきますから。

    ――そういう子どもには、どう関わるのですか?

    少なくとも、見放すことはしません。スクールソーシャルワーカーと本人の関係を維持しておくように努めます。つながりがあれば、困ったことがあった時や危ない目に遭った時にサポートの手を差し伸べられますから。

    ――どういう子どもたちが、そのような被害に遭ってしまうのでしょうか。


    日常生活で他者との関係が希薄な子は、危ういと感じます。

    そういう子たちは、ソーシャルスキルを構築できていません。他者と関係を作る力、断る力、はぐらかす力、ごまかす力が育っていません。
    さらにリアルで関係が希薄であるがゆえに、ネットでの関係をとても大切に思っていて切れるのが怖い。だから嫌なことを言われても断ることができずに言いなりになってしまう。

    ――ソーシャルスキルを育てるには、どうしたらいいのでしょうね。

    本当は、家庭や学校、友達などとの関係の中で学んでいけたらいいと思います。もしそういう関係がなくて危険な目に遭ってしまった子たちには、今回の教訓から少しづつ学んで欲しいなと思います。

    ――カウンセラーには、どんな関わりを心がけて欲しいと思いますか?

    自分のしてしまったことに後悔している子は、相談に来るとき相手の様子を伺っています。ちゃんと聴いてくれるのかな?また怒られるかな?と不安に思っていることが多いです。ですから、責めない、否定しないで聴いて欲しいです。
    そのあとで、同じ目に遭わない方法を、ひとりの大人として子どもたちに教えてあげてください。そのためにカウンセラーにも正しい知識を持って欲しいです。

    ―取材を通じてAERA読者の方に本当に話したかったことは何でしたか?

    危ない目に逢ってしまった子には事情があるのです。寂しさとか、愛情をかけられていないとか、断れないだけの事情が。
    そういう事情や背景をわかろうとして欲しいです。
    ダメなことはダメだよと叱るのはもちろん大切ですが、それだけでは根本的には解決しない。
    そのことがAERAを手に取った人に伝わり、子どもたちへの理解が深まり、結果として子どもたちが危険な目に遭わないようになっていくことを願ってやみません。

     

    【掲載記事】

    ◆雑誌

    AERA 2020年7月6日増大号「裸の「自撮り」を送る危険」
    ◆WEB

    被害に遭うのは「学校では目立たない子」? 中学生のSNS通じた性被害が急増(Yahoo!ニュース)
    「裸の写真」送ってしまう子どもたち 背景につながり失う恐怖、「断る」スキルの欠如も〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

     

     

     

    2020年7月1日
    広報スタッフA

     

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  • 日経新聞のテレワーク写真取材を受けました

    作成日2020年06月12日(金)

    先日の電話取材に続き、カウンセラーが自宅でSNS相談を行っている様子の写真取材を受けました。

    協力したいと手を挙げてくれたカウンセラーにお話をお聴きしました。

    telework2

    ——在宅SNS相談の写真取材に手を挙げられた経緯を教えてください。


    新型コロナがなければ、ここまで実現される事もなかっただろうテレワーク。
    こうして自宅からでも心理相談・支援ができることが少しでも広まってくれたらと思い、手を挙げました。 

     

    ——在宅SNS相談の一番のメリットは何だと思いますか?

     

    悪天候、非常時のように相談者さんが支援を必要とする時に支援できる事だと思います。
     
    ――自宅取材を受けてみて、カウンセラーの個人情報に配慮してくれたなと感じた点はありますか?
     
    記者の方が、スマホで撮った写真をその場で見せて確認を取って下さったことです。
    自分は相談対応中でしたので、ざっくり確認しました。同席された新行内さんがもう少ししっかり確認してくださっていたと思います。
     
    ――自宅訪問を受けてみて、想像と違ったところがあったら教えてください
     
    そうですね…コロナ自粛直後で、暑い日中に車でなく電車でいらしたことに驚きました。
    ただでさえ夏日で、マスクをつける事でさらに暑く…来訪された当初は暑さで顔が真っ赤でした。
    ZOOM取材も増えるなか、それでもこうして現場を大切に考える記者さんもいることを実感しました。
     
    ――テレワークの取材を受けた感想を教えてください

     

    私にとって、テレワークはコロナの前から身近な風景でした。

    私の父は自宅で仕事することが多かったですし、 私自身もここ10年、自宅や外出先でも書類作成・メールや電話での対応を多用してきました。

    記事や写真を通じてテレワークの認識が広まり、コロナ前よりも一層の活用・発展につながることを願っています。
    貴重な機会を頂きありがとうございました。

     

     

    2020年6月13日
    広報スタッフA

     

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  • 新行内カウンセリングセンター長が日経新聞の取材を受けました

    作成日2020年06月10日(水)

    こんにちは。

    東京メンタルヘルス・スクエアの広報スタッフAです。

    新行内カウンセリングセンター長に、日経新聞の取材について感想をお聴きしました。
    SNS相談を通じて『一つでも多く何かを残したい』と願い走り続ける新行内の想い、ご一読ください。
    ブルーインパルス
    ——日経新聞さんからの取材は、いつ頃決まったのですか?

    6/4に連絡があって、6/5に取材を受けました。

    ——スピード感のある申し込みですね。

    30分程度の電話取材でしたから。
    アポイントを取って取材というのではなく、電話で今すぐ話が聞きたい、という感じでした。

    ――取材申し込みをいただいて、どう思いましたか?

    マスメディアを通じて私たちの活動を広く社会に知ってもらう機会は、とても貴重だと考えています。

    困難や悩みを抱えた人に知ってもらい、克服していくきっかけになれれば、これ以上のことはないと考えています。
    そのために、取材には最大限協力していきたいと考えています。

    ――SNS相談という方法があること、必要な人に届いて欲しいという思いですね。

    取材を受けるときは、私たちの活動が正確に広まっていくように、正しい情報を伝えてきたいと思っています。
    そのための資料準備に1日お時間を頂き、翌日にお話しました。

    ――取材はどのような雰囲気でしたか?

    記者さんの質問に答える形で進みました。取材は会わずに済む電話形式でしたが、可能なら在宅相談中カウンセラーの写真を撮りたいと要望され、写真で伝えたいという思いを感じました。記事だけよりも、写真があった方がリアルに感じられるからだと思います。

    ――カウンセラーの自宅を撮影するのは、ハードルの高い依頼だと思います。

    ここが取材を受ける難しさですが、正確・リアルに伝えることと、相談のプライバシーを守ることは同じくらい重要です。相談内容だけでなくカウンセラーの個人情報の保護も含まれます。テレワーク中の写真撮影に協力できるカウンセラーを社内で募ったところ、予想に反して複数のカウンセラーより協力したいという声をいただきました。
    私たちはプライバシー厳守のため、取材時に相談画面を撮影することを禁止としています。カウンセラーの個人情報も守りながら、テレワークの現場がリアルに伝わる記事ができることを楽しみにしています。

    ――記者さんから、興味深い質問はありましたか?

    カウンセラーの健康を守るためにどのような対策を取られているのかという質問がありました。
    組織で働く人を読者に多く持つ、日経新聞さんらしい視点の質問だなと思いました。
    特に、他の相談窓口が中断・縮小しているなかで、東京メンタルヘルス・スクエアはどのように相談を継続しているのか?ということに関心があるように感じました。

    ――相談体制にフォーカスされるのは珍しいですね。

    これまでは、コロナでどのような相談が増えましたか?といった取材が多くありましたが、こういった取材は初めてで、貴重に感じました。
    というのは、大変な思いをする方が多くいる危機的状況下だからこそ、決してSNS相談は中断してはならないと切実な想いを持って、継続するために最大限に努力を重ねてきたからです。

    ――他の電話相談やSNS相談窓口には、相談を中断、短縮しているところもありました。

    相談員の安全や社会の要請を考え、歯がゆい思いをしながら中断・短縮せざるを得なかった機関も多くあったと思います。
    実際に、他の機関が休止していた4月―5月、こころのほっとチャットの相談件数はこれまでで最も多い数となりました。

    ――相談内容については、どのような事例を紹介されましたか?

    経済的な相談、勤労者に関する相談を中心に紹介しました。
    仕事がなくなった、減った、というコロナが直接影響する相談だけでなく、外出自粛中の家庭という密閉空間で「コロナで仕事がうまく行かない」「株で損をした」等のストレスが加わって問題が起きるといった、コロナが間接的に影響する相談も紹介しました。

    ――組織で働く皆さんも、コロナへの対応に試行錯誤していると思います。

    組織に関する相談事例として、新入社員が入社した途端にテレワークになって不安に思っている事例も紹介しました。
    モチベーションが保てず仕事を辞めて田舎に帰りたいけど、色々な事情で帰れない。そういう苦しさ、大変さもありますよね、という話をしました。

    ――今回の取材で1番話したかったことは何でしたか?

    相談を継続するため、私たちが行っていることを知ってほしいと思って話しました。
    テレワークを実現するためのプロジェクトを立ち上げ、課題を洗い出し、対策を決めて実践し、カウンセラーとスタッフが協力し合って相談を継続することができました。
    多くのトラブルに遭いながらもテレワークも活用しSNS相談を継続したことをお伝えできていたらいいなと思います。
    実際にテレワークを2か月運用してみて、新たな課題も出てきています。これらについても引き続き対策を検討しています。

    ――今後のSNS相談について、今の新行内さんが思っていることを教えてください。

    コロナに関する相談、特にコロナが引き金になって起きる家庭や職場、人間関係の悩みは続くでしょう。
    メディアを通じてSNS相談を知ってもらいたい。
    人に会い辛い状況でも悩みを話せる場として使ってほしい。
    そのためにSNS相談を継続していきたいと思っています。
    ただ、私自身は常に不安を感じています。何が不安かというと、SNS相談がいつまで続くか、ということです。

    ――直接会って話し辛い今だからこそSNS相談が必要とされているように思いますが、それでも不安を感じますか?

    2018年にSNS相談を開始した当初には想像できなかったほど、SNS相談は必要とされています。
    しかしカウンセリングの主な手法は、やはり対面相談でしょう。SNSが補助的な相談手段とは必ずしも思っていませんが、多くの人にとってSNS相談は「不完全な」相談手段です。
    ですから、いつかなくなるのではないか、と不安を抱えています。

    同じくらい、たとえ無くなったとしても何かを残したいという想いも強くあります。

    ――SNS相談の立ち上げから中心となって関わってきた新行内さんならではの、不安と願いですね。

    現在、当団体でSNS相談に関わっているカウンセラーは、関係機関である東京メンタルヘルス(株)のカウンセラーも合わせると150名近くにのぼる大所帯です。
    私一人では何もできません。
    スタッフやカウンセラーたちと協力して、何かを残していきたい、一つでも多くの何かを残していきたい。
    そんなことを考えながら、走り続けています。
     
    2020年6月10日
    広報スタッフA

     

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  • 中学校で「ストレスマネジメントと、タイプ別の生き方のコツ」について話しをしてきました

    作成日2020年02月23日(日)
     中学校で「ストレスマネジメントとタイプ別の生き方のコツ」について話しをしてきました
     
     
    hirakata muto
       

     埼玉県越谷市の平方中学で「ストレスマネジメントと、タイプ別の生き方のコツ」について、生徒、保護者のみなさまにお話させていただきました。

    同校には3年前から「スクールコンケア」を利用したメンタルヘルスに一緒に取組ませていただいており、今回も依頼を頂きました。
     

    これまで私たちは、心の授業を小学校や中学校、高等学校で十数回行ってきました。
    1クラスから300人以上の全校生徒、保護者会など規模も対象も様々です。
    中には保護者と生徒がペアになって講話を行うスタイルもありました。時間は通常1コマ’(50分)の授業で伝えられるようにしていますが、ご要望に合わせて2コマ(100分)で実施することもあります。

     

    私は企業従業員対象の研修に長年取り組んできましたが、学校現場に立って毎回改めて思うことは、社会人になってこの学びを行うのではなく、せめて中学生の頃から、人生を生き抜く上で必要な分かりやすい説明のストレスマネジメント教育や、タイプ別などの自己理解・他者理解を通じて上手にコミュニケーションするための教育を子どものうちから学んでいくが必要性です。

     

    授業を担当させていただく中で、感じることは生徒たちの真剣なまなざしです。

    それは、普段から友人関係や勉強、部活、塾、家庭などで様々なストレスを感じて困ることがあるからだと思います。

    上手くストレスコントロールができず、自分を責めて萎縮したり、他人を責めていじめ行動をしたり、おなかが痛くなったり、不安になったり、日々様々なストレス反応も出していることもあるのでしょう。

     

    今回頂いたアンケートには、中学3年生から「今までのいろいろな講演の中で一番ためになった」保護者からは「親子共々ストレスが溜まっていたので、とても参考になりました」など下記のアンケートの通り評価を頂けました。また、同中学校で定期的に発行している「学校保健委員会だより」にも、当日の詳細な内容を掲載していただきました。(写真をクリックすると大きな画面になります)

    メンタルヘルスに学校を上げて取り組んでくださっていることをとても嬉しく思っています。

     

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    私自身も子どもたちがすぐに実践できる分かりやすい心の授業をこれからも行っていけるよう日々工夫していきたいと思います。
    子ども達の笑顔を増やすために教育・見守り・相談の活動をこれまで以上に頑張ります!!

     

     

    2020年2月24日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア専務理事

    いじめ・自殺・不登校ゼロプロジェクトリーダー
    武藤収

      

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  • TENOHASI様をとおして路上生活者支援を行いました

    作成日2020年01月30日(木)
     TENOHASI様をとおして路上生活者支援を行いました
     
     
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    カウンセラーに声をかけたら段ボール4箱分の支援物資が集まりました
       

     

    私たちがTENOHASIさんと知り合ったのは、SNSカウンセリングで路上生活をしているという相談者さんを救済・支援してくれる人を探したことがきっかけでした。
     

    TENOHASIさんは『すべての人に居場所を』という想いの元、池袋を拠点に、孤立してホームレス状態にある人々がつながりを取り戻し、安心して生きていけるようにサポートすることを使命とし、活動されているNPO法人です。

    炊き出し、衣類配布などはもとより、路上を脱したい方の相談に乗り、生活保護申請や入院・施設入所のサポート等を実施されています。

     

    SNSカウンセリングのご利用者様の支援をしていただいた時に、何か協力できることはないか?とお聞きしたところ、事務局長の清野さんから「物資の支援をしてもらえないか」というお申し入れを頂きました。

     

    東京メンタルヘルス・スクエアのメンバーにその旨を伝えたところ、あっという間に、段ボール4箱分の冬服、シューズ、タオル、リネングッズが集まり、早速送付。

     

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    TENOHASIさんから添付ハガキのお礼状をいただきました。

     

    私たち東京メンタルヘルス・スクエアの理念は「話をちゃんと聞いてくれる人が傍にいる社会を作る。」です。

    『すべての人に居場所を』という想いで活動されているTENOHASIさんとは活動自体は違うけれど、根っこの想いは同じなんじゃないかと思っています。

     

    同じ池袋を本拠地としているNPO同士。これからも協力し合っていければと願っています。

     

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    2020年1月30日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    広報担当

      

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  • ジャーナリスト渋井哲也氏を招き『ネットと自殺』に関する社内研修を行いました

    作成日2020年01月17日(金)
     ジャーナリスト 渋井哲也氏を招き

    『ネットと自殺』に関する社内研修を行ないました

     
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    研修を終えた渋井哲也講師(左)とその最新著書『ルポ 平成ネット犯罪』(ちくま新書)
    本ブログ記事執筆した当NPOカウンセリングセンター長:新行内(右)
       

    SNS相談は面接、電話、Eメールに次ぐ、新たな相談手段。特に若者や子どもたちにとっては、気軽に利用しやすい相談手段となっています。
    そしてそれは新たな試みであるがゆえに、カウンセラーにとっての新たなチャレンジといってもいいでしょう。

     

    このため、SNS相談においてさらに効果的な支援ができるカウンセラーにスキルアップするための研修は、これまでと趣向を変えることも必要です。

    そこで今回は、これまでとは趣向を変え研修を行ってみました。

     

    研修のテーマは「ネットと自殺」。

    講師は、これまでのようなカウンセラーや対人援助の専門家ではなく、ライター/ジャーナリストの渋井哲也氏をお招きしました。(2019年12月14日(土)研修実施)

     

    1.ネット、いまのエッジは?

     

    実はこの研修ではカウンセラーの面々は、冒頭から、意表をつかれたようになってしまいました。

     

    渋井哲也氏「LINE相談をやってるんですよね、オープンチャット(*)って知っていますか?」
    カウンセラー「???」
    渋井氏「え? 知らないの誰も?」

     

    LINE相談をやっていながら、カウンセラーのほとんどはオープンチャットというものを知りませんでした。

    そのような私たちに、渋井氏はオープンチャットがなんたるかを、手をとるように教えてくださいました。

     

    渋井氏「オープンチャットに参加すると、いまの若者の日常の声が見れます」
    いまの若者が常日頃どのようにSNSを使っているのか、そのエッジの一つを学ぶことができました。

     

    ほかにも、こんなこともありました。

    渋井氏「SNSのピクシブくらいは見ておいた方がいいですよ」
    カウンセラー「??? ピクシブ? 知らない、、、それは写真? プリンター?」

     

    さすがにジャーナリストの渋井氏、いまの最先端、エッジの部分をこともなげに私たちに教えてくださいました。

     

    *LINEのオープンチャットとは、2019年8月よりLINEに追加された3つ目となる新トーク機能。友だち登録した人との「トーク」、友だち登録した人たち同士の「グループ」に加え、友だち登録していない人とも自由に自分の名前を設定したプロフィールで交流できるグループとしてスタートしたのが「オープンチャット」である。

     

     

    2.自殺についての深遠なる洞察力

     

    今回渋井氏より学ぶことができたのは、そういったエッジだけではありません、学問的なところでもまた学ぶことができました。
    そのひとつは、自殺が関わる裁判の中で、資料として多用されているというシュナイドマンの『自殺とは何か?』(誠信書房,1993年)という文献からでした。

     

    シュナイドマンは、著書で以下のように述べているそうです。
    ●自殺の共通の動機は、耐えがたい心の痛み
    ●自殺における共通の悩みは、心の願いがかなわぬこと
    ●自殺の共通の目的は、直面する難問を解決すること
    ●自殺に共通してみられる感情は、望みも、救いもないという思い
    ●自殺者に共通にみられる心は、揺れる心
    ●自殺者にみられる認識の特徴は視野の狭窄
    ●自殺者にみられる特徴的な対人行為は、死ぬことの予告である
    ●自殺によくみられる行為は「逃亡」

     

    SNS相談の中で、「死にたい」という声をたくさんお聴きしていますが、相談を振り返ってみても、シュナイドマンのこれらの言葉には「たしかに」と納得できる奥深さがたくさん凝縮されていると思いました。

     

     

    3.移り変わるものと、変えてはいけない大事なものと

     

    もっと多く我々カウンセラーが学びとったところ(共感性羞恥、インターネットの「第3空間」化、「逸脱」行動をどう見るか?、過剰適応、…etc.)をお伝えしたいところですが、ブログですのでここまでとします。
    さらにという方は、例えば渋井哲也氏の各著作を参照していただくとよいかと思います。
    例えば渋井氏の最新著作を下記にご紹介しておきます。
    渋井哲也『ルポ 平成ネット犯罪』ちくま新書、2019年

     

     

    元号の変わり目は、なぜか時代の変わり目でもあると言われます。


    渋井氏の最新著作のタイトルは、「平成」ネット犯罪ですが、はたして「令和」となり、ネットの世界はどのような変化を見せていくのでしょうか?

    時代は変わり、相談手段も移り変わり、しかしながら、かといって、カウンセラーが大事にすること自体は変わることはないと考えています。
    我々カウンセラーは、相談手段がいずれであれ、相談者の心の中のさまざまな思いをしっかりと聴かせていただく、そういった営みは今後も変わることはないでしょう。

     

    2020年1月16日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    カウンセリングセンター長 新行内 勝善

      

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  • 「SNSを活用した相談事業について」の講演をしてきました

    作成日2019年11月25日(月)
     
    shingyochi
     
     

    とある県に、「子ども・若者育成支援」に関する研修会の講師として呼んでいただき、「SNSを活用した相談事業について」というテーマで、約1時間登壇してお話をしてきました。

     

    私たち東京メンタルヘルス・スクエアとしては2018年より始め、また筆者個人としては2016年より通信制高校スクールカウンセラーとして始めた「SNS相談(チャット相談)」について、実際に行ってみてどうであるのかについてお話させていただきました。

     

    研修では、主に下記の内容を取り上げました。
    □SNS相談とは何か?
    □SNS相談の始まりと広まり
    □子どもたちを取り囲むSNS・自殺に関する現状
    □SNS相談事業ガイドライン(厚労省)
    □SNS相談の特徴(メリット、デメリット)
    □SNS相談における対応分類
    □SNS相談における緊急対応
    □SNS相談のコツ、難しさ
    □SNS相談の事例(ガイドラインの事例集より)

     

    参加された方々(子ども・若者育成支援の 関係者の方々)は、大変興味を持ってお話を聞いていらっしゃいました。


    時間の関係もあり、必ずしも全て詳しくお話できませんでしたが、終了後、「もっといろいろと質問したかった」というお声もいただき、関心の高さがうかがわれました。

    研修内容についてはここで詳しくは ご紹介できませんが、私自身が壇上で話している中であらためて気づいたことを少しご紹介します。

    それは「面接相談や電話相談と比較すると、SNS相談には不十分な点がいくつかある。けれども、相談する側の子どもたちにとっては、SNSにはその『不十分さ』を上回るだけの『利便性』があるんだ。だからこそ、これだけ多くの子どもたちがSNS相談を利用している、利便性が不十分さを上回っている」ということです。

     

    実際、カウンセラーがSNS相談では不十分に感じて『電話に切り替えて相談しませんか?』と聞いても、ほとんどの子は『SNS相談がいい』と答えます。

     

    その昔、私自身が私淑した國分康孝に言われた言葉があります。


    國分康孝先生は昨年逝去されてしまいましたが、日本において、一つの理論・技法に偏らず、折衷的なカウンセリングを推し進められた第一人者の大先生です。その先生が言った言葉が、「クライアントの役に立つものならなんでも使え!」です。

     

    その言葉、カウンセラーとしての心意気に私はいたく感銘を受け、あれから20年ほど経つ今もしっかりと心に残っている言葉です。

     

    SNS相談については同業のカウンセラーからでさえ、「SNSで相談できるの?」「SNSで相談して、でその後どうするの? SNSだけでは何にもならないでしょ」といった声もあがっています。


    私自身はそういう考え、見方もあるのだな、たしかに一面ではそういうところもある、と考えています。そして、是非一度SNS相談の現場の様子を見に来て、SNS相談をライブで感じとって欲しい、とも思っています。

     

    そうしたことを考えつつ、國分康孝先生の心意気に負けないように、私自身も「クライアントの役にたつものならなんでも使え!」の心意気で、子どもたちがSNS相談を利用したいということであればSNS相談を使い、子どもたちの役に立てるカウンセラーでいることができるよう努力し続けていきたいと考えています。

     
     

    2019年11月25日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    カウンセリングセンター長 新行内 勝善

      

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  • NHK「おはよう日本」~SNSカウンセリングの役割といじめ・自殺対策~

    作成日2019年09月08日(日)
     
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    2019/8/30 NHK「おはよう日本」でSNSカウンセリングの取り組みが放送されました。 
     

     

     夏休み明けは子どもたちの自殺件数が多くなる傾向が見られるため、最近注目されているSNS相談についてNHK「おはよう日本」から取材を受けました。
    もっともっと活躍してるカウンセラーが多い中、恐縮ではありましたが少しでもSNS相談の取り組みが広がったらいいなという想いで対応させていただきました。

    私の考えになりますが、SNS相談は匿名性が高く、LINEという馴染の深いツールを活用することで、対面や電話のカウンセリングと比べると非常に利用しやすいサポートだと思います。
    反面、関わりは文字情報だけになってしまうので、そのつながりは切れやすく、できることも制限されてしまいます。
    ですから、SNS相談の位置づけは入り口として利用していただき、そこからより身近なサポートにつなげていくことがSNS相談の役割ではないかと思っています。
     

    少し話は変わりますが埼玉県の越ケ谷小学校では、田畑校長先生を初め、学校の先生方がコンケアという児童生徒の気持ちの波を知るための仕組みを中心に「いじめ、不登校、自殺0」という目標を掲げて、生徒の教育・指導に楽しく、温かく、そして真剣に取り組まれています。
    しかも学校の中だけではなく、校長先生を先頭にSNSで保護者にも呼びかけ、理解を得るように働きかけています。学校と地域が一丸となって子どもたちを見守り、育てていこうという意識が醸成されているように思います。

    その取り組みを見て思うのは、子どものことを真剣に想う大人がどれだけ多く関われるかが大切ではないか、ということです。
    子どもは成長の過程なので、いじめなど何か問題があったときに自分一人ではできることに限界があります。
    悩みを一人で抱えるのではなく誰かに相談するということがとても大切になります。このとき、相談を受ける側も一人で抱えるのではなく、多くの大人が関わってそれぞれの知恵を出し合いながら連携して子どもを支えていく。そうした方が、より適切なサポートにつながるのでは、と思います。。
     
    SNS相談は、まさにその場で他のカウンセラーやSVと相談しながら対応できるので、その効果を実感しています。まだ始まったばかりで課題も多いと思いますが、少しでも多くの子どもたちにサポートが届くことを願っています。
     

    2019年9月8日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    カウンセラー/ファシリテーター 山本立樹

      

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  • フジテレビ「LiveNews iT!」で放送された「いじめに関するSNS相談」の取材内容

    作成日2019年08月28日(水)

     2019/8/27 フジテレビ「LiveNews iT!」より、いじめに関するSNS相談のカメラ取材を受け、放映されました。

     
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     夏休みも終盤に差し掛かってきて、特に子どもたち対象のSNS相談に関する取材が増えてきています。この夏受けたTV局からの取材はこれが3つ目です。
     

    取材を受けたのはフジテレビさんからでした。「LiveNews iT!」という夕方の報道情報番組です。


    番組前日の26日にyoutubeで公開された「いじめにNO!」の動画に関する約3分間の報道の中でした。その動画は、夏休みが明ける子どもたちに向け、元メジャーリーガーの松井秀喜さんなど、世界的なアスリートらがコメントを寄せたもので、大きな話題を呼んでいるものだそうです。

     

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    その中で当社の様子やインタビューが放映されたのは中程とラストの2回、計1分弱のものでした。
    放映の様子は、下記のフジテレビさんのHPにアップされていますので、よろしければご覧ください。


    https://sp.fnn.jp/posts/00423059CX/201908271854_CX_CX

     

    番組の様子は、上記ページなどで見ていただければと思いますが、以下、当日の番組では放映しきれなかった部分を中心に、インタビュー内容を抜粋してお伝えします。

     

     

    <かなり早くからスタートした、当社のSNS相談>

     

    フジTV:いつからSNS相談をやっているのですか?

     

    NPO東京メンタルヘルス・スクエア カウンセリングセンター長 新行内(以下、新行内と略):当団体が本格的に始めたのは2018年3月からです。
    ですが、SNS相談、チャット相談について東京メンタルヘルスが初めて行ったのは、2016年の秋からです。通信制の高校でSlackというチャットシステムを使ってスタートしました。

     

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    <SNS相談が多い理由は?>

     

    フジTV:電話相談よりもSNS相談の方が多いということですが、どうしてなのでしょうか?


    新行内:もちろんLINEがほぼ9割以上、中学生以上には普及しているということもあります。いまの子どもたちは、親しい人とLINE通話をすることはあっても、携帯電話や固定電話はめったに使いません。圧倒的にコミニュケーションにかける時間はSNSの方が多くなります。


    そして、これだけSNS相談が多いというのは、「ながら相談」ができる、ということがひとつには大きいと思っています。電車に乗りながら「電話相談」はできませんが、電車に乗りながらSNS相談はできます。家庭のリビングでご飯食べながら電話相談はできませんが、SNS相談であればご飯を食べながらでもできてしまいます。このため、子どもたちにとってはSNSの利便性は高く、当然SNS相談も増えていっています。

     

     

    <SNS相談に特徴的なこと>

     

    フジTV:面接や電話相談とSNS相談との違いは何ですか?


    新行内:もっとも大きな違いは、ノンバーバル(非言語)メッセージに関する情報が少ないということです。


    面と向かえば、言葉を交わさなくてもその人の顔色や声色、あるいは服装や雰囲気など、その人のノンバーバルから非常に多くの情報が得られるのですが、一方、SNSではそういったノンバーバルな情報がほとんどありません。このため究極的には、SNSで言っていることが本当のことであるのか? といった裏づけが難しいことがあります。

     

    このため、カウンセラーはそういったSNSの特徴を踏まえ、またSNSに合わせた相談手法も自由に駆使しながらやり取りをしていかなければ、うまく相談を進めていくことができません。

     

    フジTV:となると、カウンセラーの方はやはり若い方が多くなるのですか?

     

    新行内:そんなこともありません。子どもたちから見ると両親・祖父母世代にあたるカウンセラーも多くいます。そしてさらに、カウンセラーのキャリアはそれほど多くはないけれども、SNSなどITに精通した若手のカウンセラーも多くいます。

     

     

    <SNSならではのイジメがある?!>

     

    フジTV:SNSでのイジメだとどんなものがあるのですか?


    新行内:写真をばらまかれた、グループに入れてもらえなかったといったものは、もちろんあります。
    ほかに、巧妙だなというか進化しているなと思うのは、LINEのステータスメッセージというものがあるのですが、プロフィールに添える一言メッセージですが、そこを巧妙に使ったイジメというのもありました。容姿に関して、例えば「出っ歯」とか「気取ってんじゃねーよ」とか「何様のつもり」などとステータスメッセージに書いているのですが、誰のことを書いているのか名前は出しません。

    そうではあっても、クラスの人など知っている人からみれば、「ああ、あの子のことを言っているのね」などとわかるような内容です。

     

    しかしながら、イジメられた子が、イジメっ子に「ステータスメッセージで嫌なこと言わないで」などと指摘すると、イジメっ子は「は?何のこと? 別にお前のことじゃねーし」などと言って白々しくもごまかします。そこでそれを誰かに見てもらおうとすると、イジメっ子はもうそのステータスメッセージは消してしまっていて、ほかの内容に書き換えてしまっているので、証拠が残りません。

    プロフィールのステータスメッセージは誰でもが目に見えるもの、つまり多くの人にさらされてしまうものであり、イジメ被害者にとっては大変屈辱的で許しがたい行為であります。

     

    また、LINEだけではなくTwitterでもあります。Twitterは、ひとりで複数のアカウントを持つことができます。メインで使っている本アカウント(本垢)のほかに、趣味のものである趣味垢、裏の顔である裏垢、あるいは別垢など、さまざまなアカウントを持っています。
    例えばTwitterでは、友達に公開している本垢では友好的なことを言っていても、裏垢の方ではひどい侮辱的なことを言ったりすることが少なからずあります。

     

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    <SNSの難しさ>


    フジTV:言葉だけのやりとりの難しさもありますか?


    新行内:あります。ノンバーバル情報で言葉のコミュニケーションを補うことができないため、慢性的な情報不足となります。そして、行きちがい・勘違い・妄想なども加わり、ミスコミュニケーションやトラブルにまでなってしまうことが少なからずあります。
    加えて、SNSでは面と向かって言わなくて済む分、直接的な怖さが低減され、普段は言えないようなことまでも言えてしまうという側面もあります。


    こうした特徴は、誰にも言えないことが言いやすくなるという側面でもありますので、相談にとっては利点となります。しかし、普段のコミュニケーションにおいては、いつのまにか乱暴な言葉使いとなったり、知らぬ間に相手を大きく傷つけてしまったりすることもありますので、注意が必要です。SNS相談では、そういったトラブル、傷つき体験について話す子どもたちも多くいます。

     

     

    <SNSでのイジメ被害を防ぐため、親バカと言われても>


    フジTV:SNSでのイジメを防ぐため、あるいは早期に発見して対応するためにはどうしたらいいですか? ここまで聞いてくると、SNSでのイジメを防止したり発見したりすることは非常に難しいようにも思えてきたのですが。

     

    新行内:はい、非常に難しいですし、子どもにとっては大変言い出しにくいことです。


    SNS相談の中で話を聞いていると、イジメの二次被害といったものがあり、子どもたちが二重に傷ついてしまっていることがあります。それは、イジメられたことを先生に言っても、「あいつがそんなイジメをするわけがない」とか「それは思い過ごしだろ」などと言われたり、親に言っても真に受けてくれなかったり、理解してくれなかったりといったことです。これは子どもにとっては非常につらいことであり、こうした体験を通して子どもたちは人間不信に陥ったり、心を閉ざしていってしまったりします。


    ですので、もし我が子がイジメのことを話してくれたら、事の真偽を確かめるその前に、まずは子どもが言っていることをそのまま受け取り、子どもの大事な味方になって欲しいと思います。ほかの誰が何と言おうと、せめて親だけは我が子の大きな味方になっていて欲しいと思います。たとえ親バカと言われても、我が子がイジメ被害を訴えた時には、大いに親バカであってほしいと思います。それは子どもにとっては、非常に大きな力となり、勇気も湧いてくるでしょう。

     

    2019年8月28日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    カウンセリングセンター長 新行内

     

      

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  • NHKシブ5時 広がる中高生の「SNSカウンセリング」

    作成日2019年07月26日(金)

     

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    2019/7/25(木)、NHKテレビの「ニュース シブ5時」にて、「悩む10代を支えたい 増えるSNS相談窓口」という特集が組まれました。NHKの全国放送でしたので、ご覧になった方もいるのではないかと思われます。
    当団体は、その特集の撮影に協力しました。ただし、公共放送のため、「NPO東京メンタルヘルス・スクエア」という名称は一切出ていません。番組では、「昨年3月SNSの相談を始めた東京のNPOです」と紹介されました。
    特集はおよそ15分間でしたが、前半の部分で、当団体の国広多美カウンセラー/スーパーバイザーが、当団体のSNS相談室内にてインタビューにこたえました。
     

    この特集には若くて将来有望と思われる20代半ばのNHKディレクターの方が、熱心に制作に取り組んでおられました。
    「まだあまり知られていないSNS相談を多くの方に知ってもらいたい」そんな思いで、そのディレクターさんは関わっておられました。

    私自身は、昨夏はNHKの「首都圏ネットワーク」という番組にて「SNS相談」の取材にこたえさせていただきましたが、今回はその若くて熱心なディレクターさんと共に、裏方に徹して、カウンセラーやスーパーバイザーの調整など行い、番組づくりに協力させていただきました。

     

    裏話を少しだけお伝えしますと、特集の中では5ー6分の放映でしたが、実際の撮影は、打ち合わせから始まり、トータルでいうと、20ー30時間を費やしました。今回放映されたのはスーパーバイザーひとりでしたが、実際にはほかに2名のカウンセラーとスーパーバイザーがインタビューに答えました。


    こういったTVものは往々にしてそうですが、取材された中で実際に放映されたのはごく一部です。裏を返すと、それだけのエッセンスが放映された中には散りばめられていたといってもいいでしょう。

    そのエッセンスとも言ってもいい放映内容から、以下、重要と思われた部分をいくつか拾ってみました。

     

    1.「死にたいとかネガティブなことは、友達に嫌われると思って言えない」(虐待を受けた女子中高生)
    とてもリアルな言葉でした。被虐待児の心理の一端が凝縮された言葉だと感じます。

    そして、こういったとてもセンシティブな内容をも含め、多くの子どもたちにとって最も相談しやすい方法の一つがSNS相談といってもよいでしょう。

     

    2.「顔の表情も声の調子もわからない心の内を探る」
    ナレーターの説明からですが、SNS相談のポイントをうまく捉えた言葉でした。このポイントは何度か出てきて、「名前もわからない、顔も声もわからない、文字だけ」とも言っていました。
    私自身もNHKのディレクターさんとのやり取りの中で、熱心な質問を何度も受けましたが、そんな中でもこのポイントが話題となりました。

     

    3.「自分の悩みを人に話すことが苦手な生徒が増えている」(国広多美カウンセラー/スーパーバイザー)
    当団体のカウンセラーであり、スーパーバイザーの国広多美がインタビューにこたえて話した言葉です。スクールカウンセラーを18年間やってきてのまさに実感です。私自身も同じことを日々感じています。

     

    4.「短い文章から相手の感情や精神状態を探る」、そして「文字数や送信する間隔を相手に合わせ、少しずつ距離を縮めていくのです」
    ナレーターの説明からですが、こちらもSNS相談のポイントをうまく捉えた言葉でした。相手と息づかいを合わせていく、そうして信頼関係を育んでいき、大事な大事な心の声を共有していきます。

     

    5.「SNS世代が増える中、新たなカウンセリングをめぐる模索が続いています」
    同じくナレーターの説明からですが、まさに今がその通りです。

     

    SNS相談が子どもたち向けにはじめて行われたのは2017年の夏、長野県からでした。それからまだ2年しか経っていません。私自身はその前の2016年秋から、とある通信制高校のスクールカウンセラーとして、チャットで相談を始めました。それとても3年が経過したに過ぎません。
    人間で2〜3歳といえば、よちよち歩きが上手になって、やっと自分で自分の行きたいところに歩き出していくことができる位の頃でしょうか。


    このため、いまのSNS相談をもってして「これこそがSNS相談だ!」と言える状態まで達しているとはまだ思えません。おそらくこの先もSNS相談に関する試行錯誤は続いていくと思われます。そして、5年後10年後には今の面影を残しつつも、大きく成長したSNS相談の姿が見られるのではないかと考えています。
    そのために、SNS相談のリードオフマンとして、当団体が果たしていくべき役割と責任は非常に大きなものがあると感じ、それだけでも身が引き締まる思いです。

     

    2019年7月26日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    カウンセリングセンター長 新行内

     

      

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  • 日本初 自殺者が最も多い「深夜・早朝」時間帯にSNS相談受付

    作成日2019年03月20日(水)

     

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    私たち東京メンタルヘルス・スクエアでは、昨年から取り組んでいるSNSカウンセリングを、2019年3月の自殺対策強化月間は対応カウンセラーの人数を4倍に拡充して活動しています。
     

    2018年3月実施時には1ヶ月間で述べ2,500件あまりの相談が寄せられ、SNS相談へのニーズの高さを痛感しました。

    「言葉を口に出さずに相談できること」を利点とする相談者も多く、「声にする」ことや「人前に出る」ことをためらっていた方々の相談に対応する手段としてSNS相談の有効性を実感しています。

     

    【日本初、自殺者が最も多い、深夜・早朝時間帯のSNS相談実施】

    最も自殺が多い時間帯(*2)は深夜から早朝の時間帯です。この時間に対応するため、本年2019年3月の自殺対策強化月間中のSNS相談では、毎週土曜夜から日曜朝にかけての、深夜・早朝の相談にも対応する体制を整えました。SNS相談での深夜から早朝の自殺対策での相談対応は、日本ではじめて試みとなります。(2019年3月現在、本法人調べによる)

     

    人に言えない・口にできない悩みや「死にたい」くらい苦しい気持ちを、チャットで相談いただけます。相談にはSNS専門スキルを修得したカウンセラーが対応いたします。

     

     

    【国内最多のSNS相談方法を採用 ~LINE、Twitter、Facebook、ウェブチャット~】

    ひとりでも多くの「死にたい」という相談にお応えしていくために、LINEのほか、Twitter、Facebook、ウェブチャットと多種のSNS相談を実施しています。これだけ多くのSNSからの相談に対応しているのは、国内ではほかにありません。(2019年3月現在、本法人調べによる)

     

    SNSの種類により相談者の属性や相談の傾向に違いがあります。多種SNSからの相談を受け付けられるようにすることで、多くの「死にたい」という相談にお応えしていきます。私たちはこのSNS相談を通じて当団体の理念である「話をちゃんと聴いてくれる人が傍にいる社会を作る」ことをさらに進めて行きます。

     

     

    【SNS相談】こころのほっとチャット ~つながる、よりそう、やわらぐ~

    <LINE>     @kokorohotchat https://line.me/R/ti/p/@tch1397q

    <Twitter>    @kokorohotchat https://twitter.com/kokorohotchat

    <Facebook>   @kokorohotchat https://www.facebook.com/kokorohotchat

    <ウェブチャット> https://www.npo-tms.or.jp/public/kokoro_hotchat/

    【相談時間】平成31年3月1日~平成31年3月31日

    平日 10時~16時 17時~21時 / 土曜 13時~日曜日19時 / 祝日 15時~19時

    【相談時間と回数】

    1回50分/1日1回まで利用可能

    *1)自殺対策強化月間(2018年3月)SNS相談事業の実施結果(厚生労働省)

    https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-12001000-Shakaiengokyoku-Shakai-Soumuka/0000204756.pdf

    *2)「死亡曜日・時間別にみた自殺」厚生労働省『自殺死亡統計』

    https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/tokusyu/suicide04/4.html

     

    2019年3月20日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    カウンセリングセンター長 新行内

     

      

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  • 「自殺・不登校・いじめ」がない・温かい笑いのある学校 ~教育漫才で子どもたちが変わる~

    作成日2019年03月01日(金)

     

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     冒頭の写真が、どんな写真だか分るでしょうか?(肖像権保護のため加工しています)
     

    これは、越谷市立越ヶ谷小学校の業間休みの校長室の風景です。

    この日は、一緒に取組んでいただいている「いじめ・自殺・不登校ゼロプロジェクト」の来年度の取組の打ち合わせのために、同校の田畑校長先生とお打合せをしていました。


    10:20頃にふいに校長室の扉が「トントン」と鳴り、ふと見ると小学1~2年生の子が顔をのぞかせて「校長せんせい、入って良いですか?」と、目をくりくりさせて聞いてきます。
    「いいよ~」という田畑校長の返事とともに、「やったー」とばかりに次々と入ってくる小学生たち。


    自分が作った俳句の修正を求める高学年、けん玉やコマ回しに興じる低学年、みんな思い思いのことをやりながら、「校長先生、見てみて」って声をかけています。
    校長先生に抱き着く中学年の男の子、それをどかして膝に座ろうとする低学年の女の子。

     

    元々は不登校傾向で教室に入れない児童の居場所作りのために、保健室と校長室を「いつでもだれでも来ていい場所」としたことが初めだったそうです。
    それが徐々に広まって、学年関係なく、業間休みとお昼休みはみんな争うように校長室に訪れます。

     

     

    田畑校長先生は「自殺・不登校・いじめ」の三つのなし学校・温かい笑いのある学校の創造を理念に掲げ、それを全力で取組んでいる先生です。


    いじめがあれば、校長先生自らいじめた児童、いじめられた児童と直接会い、徹底的に話します。
    学校に来られない児童がいれば、家庭訪問をして保護者と、その子に合った対処法をお互いに納得できるまで話し合い、そしてそれを実行しています。

    「学校は教員で変わる、そして教員は、校長の取組で変わるんだ」そう信じて常に率先垂範を続けていらっしゃいました。

     

     

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    そんな田畑校長先生が、自らの取組を書籍にまとめました。

    「教育漫才で子どもたちが変わる 笑う学校には福来る」です。

     

    田畑校長先生の、若き教員時代の経験から生まれた信念「全員の子どもが揃ってこそ、初めて教育活動が始まる」。
    田畑校長先生は頑なにこの信念を貫き、不登校生徒の人数が「平均以下だからよい」「少人数だからまあまあ」という考えを自ら一切認めず、たとえ一人であっても、その子の一生の問題として、真正面から取り組んでいらっしゃいました。


    校長が信念を曲げずに突き進む姿を目の当たりに見て先生が変わり、学校が変わる。
    ひたすらに、真剣に、頑なに。でも子供とは笑顔で楽しく、柔らかく接し続ける。

     

    この本は、そんな田畑校長先生の愚直ともいえる教育姿勢と、その中で「いじめ」「不登校」をなくすための手段として最も効果があると思い、見つけ出した「教育漫才」の効果が書かれている一冊です。

     

    決して「教育漫才のノウハウ本」ではありません。


    いじめ、不登校をなくす、その為にはほっこりとした空気の中で、笑顔に包まれたコミュニケーションあるれる学校を創造する。
    そのために何をすべきかを悩み、考え抜いた末にたどり着いた「教育漫才」。その過程を知ることこそが本誌の高い価値です。


    「教育漫才」をすればいじめがなくなるのではない。先生、学校全体で「いじめをなくす」意思を持ったうえでの「教育漫才」だから効果が発揮される。そのことをこの本から学ぶことが出来ます。

    ぜひ全国で、いじめや、不登校の生徒で悩んでいる先生方みなさんにこの一冊を読んでいただきたいです。


    方法論は「教育漫才」でなくても良い。
    真剣に児童・生徒と向き合い、全校を巻き込んで対策を全力で進める。
    その姿に共鳴する先生が一人でも増えることを願っています。

     

    『教育漫才で子どもたちが変わる 笑う学校には福来る』はAmazon、楽天ブックスなど各種ネットショップで購入できます。

    教育関係者、保護者のみなさんにはぜひ読んでいただきたい一冊です。

     

    2019年3月1日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    企画・広報局 みずぬま

     

      

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  • メンタルヘルスの「見える化」 いじめを『小さなとげ』の段階で解決する

    作成日2019年02月25日(月)

     

    concare 
     
    いじめで悩む子どもをなくしたい。学校に行けない子どもをなくしたい。子どもが自らの命を絶つことは絶対にあって欲しくない。
    そういう想いで活動をしている「いじめ・自殺・不登校ゼロプロジェクト」。
    「コンケア」というシステムを利用し、子どもの悩みを早期に察知、声掛けをして解決しようという取り組みです。
     
    毎朝子どもたちはタブレット端末に自分の「気持ち」と同じお天気マークをタッチ。
    子どもの気持ちの波をシステムがキャッチし、こころのサポートが必要な子どもを特定して、先生に子どもとの対話を促します。
     
    私達と同じ理念を持つ田畑校長先生とお会いしたのが2017年の初夏。
    「いじめは絶対に許さない。子どもたちの問題を早い段階で見つけて校長が率先し、そして学校全体で取り組むことが大切。」そうおっしゃる田畑校長先生は即答でコンケアの導入を決定。
    以来、田畑校長先生の小学校で使用を続けていただいています。
     
    そしてこの取り組みを2月16日の朝日新聞デジタル「be report メンタルヘルスの「見える化」 コミュニケーション改善にも効果」で取りあげていただきました。
     
    この記事の中で田畑校長先生は「いわば『小さなとげ』状態で見つければ、いじめや不登校の防止にもつながる。また、言葉にするのが苦手な子には効果的だと思う」と語ってくださいました。
     
    自分で声をあげられないこの気持ちに早く気が付き、大人がサポートしてあげることが何より大切だと信じています。
    この活動を広げていき、全ての学校が子どもたちの笑顔であふれる場所にして行きたいと思っています。

     

    2019年2月25日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    企画・広報局 みずぬま

     

      

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  • SNS相談(チャットカウンセリング)の1年

    作成日2019年02月12日(火)

     

    Keybord 
     
    この1年の東京メンタルヘルス・スクエアでのSNS相談を振り返ると、さまざまなことがありました。
     
     

    【2018年3月:大規模なSNS相談のはじまり】


    厚労省の自殺防止対策として、SNS相談を実施することが決まったのは、今から1年前の2018年1月でした。

    そこから準備を急ピッチで進めていき、1日10人体制でのSNS相談を実施したのは、その2ヶ月後、3月の自殺対策強化月間でした。


    1日カウンセラー10人体制のシフトを組むため、そのおよそ10倍程度のカウンセラーが力を尽くしました。これだけの大規模実施は初めてでしたが、姉妹団体の東京メンタルヘルス株式会社からの多大な協力もありました。

     

    3月のSNS相談は1日あたり約50件、1ヶ月間で約1,500件の「死にたい」をはじめとしたさまざまな内容の相談がありました。

     

    SNS相談は初めてというカウンセラーもこの時点では多かったため、カウンセラーのトレーニングにもさらに力を注ぎ、指導者であるスーパーバイザーも強力にバックアップしました。

     

    (2018年3月のSNS相談結果概要)
    自殺対策強化月間における SNS相談の実施結果の分析:厚労省
    https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/jisatsu/18/dl/2-4.pdf

     

     

    【2018年4月以降、全国各地よりSNS相談の依頼が殺到】


    3月の厚労省のSNS相談の実績が、以降の活動の礎となりました。
    2018年4月以降、これまで、以下のSNS相談を実施しています。


    ★SNSほっとらいん
    ★東北の自治体の教育委員会:小中高校生を対象としたSNS相談
    ★北日本の自治体の教育委員会:高校生を対象としたSNS相談
    ★中国地方の自治体:自殺対策としてのSNS相談
    ★関西の自治体の教育委員会:中学生を対象としたSNS相談
    ★こころのほっとチャット(SNSチャット相談):厚生労働省 2018年度下半期 自殺対策SNS相談事業

     

    このように多くのSNS相談を実施していますが、現在SNS相談に関わっているカウンセラーは、姉妹団体の東京メンタルヘルと合わせて総勢約100名を擁しています。

     

     

    【厚生労働省:SNS相談事業ガイドライン案作成に参画】


    また、こういった実績のもと、厚生労働省より、「SNS相談事業ガイドライン案」作成のための作業部会の委員として声をかけていただき、当団体より理事が参画しました。

    この作業部会の成果は今年度中には厚生労働省より発表される予定です。

     

     

    【マスコミ報道、自治体関係者からの視察】


    SNS相談の黎明といってよいかと思いますが、マスコミ各社もこの新しい動向に注目し、多方面からの取材がありました。
    ・BLOGOS
    ・毎日新聞
    ・J−CASTニュース
    ・NHK首都圏ネットワーク
    ・日本テレビ「News every」
    ・日本テレビ「news zero」
    ・福島テレビ


    以上のほか、多数のマスコミからの報道や取材を受けました。


    また、今後SNS相談を始めたいという自治体関係者や政治家などからの視察もありました。

    これだけSNS相談の依頼が多く、注目を集めているということは、SNS相談とはいま時代が最も必要としている相談手段であるのかもしれません。


    顔を合わせず、声も出さずに、文字だけで気軽に相談できるのがSNS相談です。
    このような相談に対する意見は、賛否が分かれることもあるかと思われます。
    それはともかく、SNSに相談を求める方がいる以上、私たちカウンセラーはその声をしっかりと大事にキャッチし、真摯に相談にこたえていこうと考えています。

     
    カウンセリングセンター長 新行内
     
     
     

      

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  • 児童虐待に至る前に・・・

    作成日2019年02月09日(土)

     

    family_house 

     

    連日報道されている、千葉県野田市で起きた小四児童の死亡事件。なぜ、大人たちは小さな子どもの命を守れなかったのか‥とても哀しく、不甲斐なく感じます。今回は、組織の対応やありかたの観点ではなく、両親側へ思いを馳せてみたいと思います。

     

    私は昨年、長男を出産しました。産前は、子どもが好きなら育児はどうにかなるだろうと楽観的に考えていましたが、いざ産まれてからは、毎日が楽しくもありますが、子育てはこんなに大変なものかと、ヘトヘトです。

     

    産まれて間もない頃は、子どもが泣き喚く理由が本当に分かりませんでした。

    抱っこしたり、おっぱい飲ませて、歌ったり、あやしたりしても、どうしても泣き止まない。「もう、一体どうすればいいの??」と子どもと一緒に泣いた日もありました。

     

    そんな日々を過ごしていくと、段々と子どもの訴えが分かってくるようになりました。

    それでも、慣れたと思っていても、毎日の休みがない育児には、疲労やイライラが少しずつ貯まります。

     

    そのイライラは、子どもに対して、というよりは、自分が親として未熟なことうまく振る舞えないことも原因のように感じます。子どもに、本当は寛容に接したいけど、いつもそうできる訳がなく、余裕がないときはつらく当たってしまう。

     

    今回の事件のDV、日常的な家庭内暴力やその見過ごしは決して許されることではありませんが、事件を起こした親も、二児の育児でイライラ、疲弊していたのではないかと想像します。

    また、児童相談所での一時保護後、自宅へ子どもを強引に引き戻そうとした背景には、"子どもを自分のもとで、コントロールしたい、思い通りにしたい"気持ちが強く現れているかと思います。

     

    もし、自分は親として未熟だということが、わかっていたら。

    人を、子どもをコントロールしたくても、完璧にはできないと、わかっていたら。

    周囲の大人に、育児の協力を求めることができていたら。

    子どもの命は救えたかもしれません。

     

    育児や介護で疲れている、家族とうまくいかないなどで悩んでいる、そんなときは、限界になる前に、東京メンタルヘルス・スクエアのカウンセラーを頼ってみてください。

    ここには、寄り添って話を聞いてくれる人がたくさんいます。

    なかなか自分の周りの人には言いづらいことでも、第三者へなら話せることもあります。

    私も、自分ひとりでは抱えられないと少しでも感じたら、相談しようと思います。子どもと、家族のために。 

     

    2019年2月9日
    特定非営利活動法人 東京メンタルヘルス・スクエア
    企画・広報局ボランティア ちさか

     

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