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NHKワールドJAPANでSNS相談が紹介されました - 悩み相談と心の対話の場所 | NPO法人東京メンタルヘルス・スクエア

東京メンタルヘルス・スクエアblog

NHKワールドJAPANでSNS相談が紹介されました

カテゴリ: スクエアのSNS相談 作成日:2020年07月05日(日)

こんにちは。

東京メンタルヘルス・スクエア広報スタッフAです。

 

多言語で日本のニュースを伝えるサイトNHKワールドJAPANの取材を受けました。

20名ほどのカウンセラーがZOOMミーティングを行っている様子とSNSスーパーバイザーへのインタビューが、英語のニュース動画で紹介されました。

 

【掲載記事】

Coronavirus Triggers Mental Health Crisis(NHK World-Japan News)

 

インタビューを受けた賀澤SNSスーパーバイザーに「ニュースを通じて伝えたかったこと」をお聴きしました。

 

NHKWorldNews

 

——ZOOMミーティングとNHK World-Japan Newsのインタビュー、お疲れ様でした。インタビューを受けられた感想を教えてください。

 

私は以前から外国人の方達に日本語や、文化を紹介しつつ生活をサポートする団体でボランティアをしていますので、日本の時事を英語で伝えるニュースサイトに東京メンタルヘルス・スクエアが紹介されて嬉しく思いました。

カウンセラーがいない国もありますし、日本や滞在国で働く上でのヒントになるかもしれません。コロナ禍でも沢山の外国人が日本で暮らしています。やむなく帰国された方も大勢います。また、帰国できなくなった日本人も世界中にいると思います。そのような方たちにも私たちの活動を知ってもらい、少しでも元気になっていただくきっかけになればと思っています。

 

——ZOOMミーティングではどんな話しをされたのですか?

 

SNSのカウンセラーをしていて、良かったこと、困ったこと、気になることと、体験や疑問、提案等を話し合いました。「テレワークでのカウンセリングは初めてでしたが何とか出来ました!」という方もいらっしゃり、良かったですね!と喜びました。

多種多様な経験値をお持ちのカウンセラーたちが、お互いの経験を共有する良い場になったと思います。

 

——多数の相談に対応するため、カウンセラーを増員していますからね

 

コロナ禍でカウンセラー自身がストレスを抱え込んで、仕事が続けられなくならないか、気にはしています。

私自身も心身共に健康であるよう気をつけていますが、コントロールはいつもうまくいくとは限りませんから、ZOOMミーティングで気持ちを共有することが予防になったら良いなと思います。

 

——英語で公開される記事についてのインタビューでしたが、多国籍の視聴者を意識してると感じる場面はありましたか?

 

取材は日本語で受けました。私たちの思いが正しく公開されるように言葉を慎重に選んで話したのですが「全て英語音声に変換して放送するので、楽に話してくれて良い」と言われて、英語ニュースならではの取材方法だなと思いました。

 

——面白い質問はありましたか?

 

リーマンショックの時と比べて何が違いますか?という質問がありました。比較したことがなかったので、面白い質問だなとは思いました。

かつて証券会社で仕事をしていたので、日本経済に関してどうか?ということも一瞬頭をよぎりました。

 

——リーマンショックとの比較という視点は新しいですね。どう答えましたか?

 

12年前はSNSで相談するという方法はほぼありませんでした。今はSNSで相談できることも広く認知され、カウンセリングの敷居も下がったと思っています。辛い時に気軽に相談できる場所が増えたことは良いことだと思います。

また、ZOOM等ビデオ会議で今回のように支えあうこともできますし、仕事を続けることもできることが違うとは答えました。

コロナの終りが見えない状況ですが、カウンセラーとしては良い面を見るようにしたいと思っています。

 

——実際に公開された動画を見て、どう思われましたか?

 

カウンセラーが深刻そうな顔をして話しているシーンが多く使われたと思いました。コロナ禍に限らず、カウンセラーが落ち着いて話しているシーンを公開してもらえるともっと良かったと思います。相談される方には安心感が伝わると思います。ただ、マスクも着用していますし、笑顔のシーンもテーマにはそぐわなかったのだとは思いました。

 

ニュース動画を見た方がSNSで相談に来られる時は、カウンセラーもご自分と同じように困ったり、怒ったり、人間として普通であって、気持ちを分かり合えると受け取っていただければと、今は思っています。

 

——ニュース動画では「相談者さんがパニック になっている時の対応」について話されたシーンが公開されました。

 

他にも色々話をしましたが、使っていただいたのは1点でした。

コロナの影響で不安が大きくなりすぎている方へのサポートなどをお話しました。動画を見ていただく方に伝わっているといいなとは思います。

 

——ニュース動画を見てくれる人に、一番伝えたいことは何ですか?

 

どうか1人で無理しないでください。

いつでも、違う国からでも、相談してください。

そういう気持ちで相談をお待ちしていることが、ニュース動画を見てくれた方に伝わってほしいと思います。

 

また様々な不安や困難を1人で抱え込まないために、ZOOMミーティングなどビデオツールを使って誰かと話題や気持ちを共有するという方法を、日常生活でも活用して欲しいと思います。

 

 

2020年7月5日
広報スタッフA

 

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